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銀行の選び方
●メインバンクの決め方
皆さん給与振込先銀行は何銀行ですか?
勤務地が変わっても手続きが面倒なので、最初に決めた銀行のまま放置されている場合が多いのではないのでしょうか。 ひどい場合は学生時代の地元の銀行のままという例もあるようです。
ここで問題にしたいのは「他行引出手数料」 を毎回払っている場合です。
勤務地や住んでいる近くにその銀行(ATM)がなければ、他行から引き出す際に105円の手数料がかかっています。
「たった105円じゃないか」とお思いでしょうが、あなたは月に何回引き出していますか?その回数×12ヶ月はいくらになるか、
またさらに定年までの年数をかけるといくらになるか考えてみて下さい。
例えば月平均4回引き出して、35年働いた場合は、105×4×12×35=176,400円です。
銀行の普通預金でひと月105円の利息を得ようとしたら、315万円預けておかなくてはなりません。ですから、
月に1度でも他行から引き出せば銀行に預けて利息をもらうよりも、高額の手数料を払うことになるのです。
いかに無駄か理解していただけたでしょうか。
勤務地が転々とする場合は、確かに難しいのですが、ある程度長い期間勤務地が一定の場所であるなら(手続きは面倒ですが、) 給与振込先銀行を変えるだけの価値はあります。
では、どの銀行を選べばいいか考えてみましょう。
まず、専業主婦で奥様が家計を管理している場合は、住居の近くの銀行を選べばいいでしょう。
それ以外の場合は、「住居の近くの銀行」というのは選んではいけません。
平日に年休を取らなければ、窓口が開いている時間に行くことが出来ない銀行なんて意味はありません。ATMを使うにしても、
行ける時間帯は時間外手数料105円がかかることになります。
基本は「勤務地の近くの銀行」です。 昼休みに行って戻ってくることが出来る範囲内の銀行でなければなりません。それが無理な場合は、 通勤途中で8:45〜18:00の間に利用可能な(時間外手数料がかからないで引き出すことが可能な)銀行を選んで下さい。
●複数口座の使い分け
勤務地が転々とする場合や、どうしても変更出来ない理由がある場合もあるでしょう。
その場合は、複数の銀行に口座を作り、使い分けることで対処できます。
勤務地の近く(または通勤途中)の銀行に口座を作成し、
給与振込口座から(各種引き落とされる金額分を除いた)生活費をその口座に月1回移すのです。
もし郵便局が近いのであれば、郵便局がお勧めです。郵便局であれば、
時間外手数料はかかりません。休日に引き出しても手数料は全くかからないのです。
これでも、毎月1回105円の他行引出手数料はかかってしまいますが・・・。
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