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ほとんどの人は浪費家


●自然に貯まる人と、いつのまにかなくなってしまう人

世の中には大きく分けて「自然に貯まる人」と「いつのまにかなくなってしまう人」がいます。
知らず知らずに預金の残高が増えていく人はこれを読む必要はありません。
問題は「次の給料日までには、残高がゼロになってしまう人」です。

さて、両者の違いはなんでしょうか? 私はこう考えます。
お金があると「自然に貯まる人は、預金しよう」と思いますが、
「いつのまにかなくなってしまう人は、何に使おう」と考えます。
これはボーナスの時に顕著に現れます。
いつのまにかなくなってしまう人は、「ボーナスが出るから何を買おうか」と考えるのです。
自然に貯まる人は、「欲しいものができるまでとりあえず預金しておこう」と考えます。

ボーナスセールに殺到している人を見ると、世の中「いつのまにかなくなってしまう人」がいかに多いのかよく分かります。

●浪費に気付け

自然に貯まる人にとっては理解出来ないことだとは思いますが、その人達は「自分が浪費家である」 ということに気付いていません。
「別に普通に生活しているのに、金がどんどんなくなっていく」としか思っていないのです。
いつもギリギリで生活しているのだから、預金なんか出来ないと思い込んでいます。
財布の中にあったお金がいつのまにかなくなっていきます。万単位の買い物は思い出せますが、 数百円の出費が積み重なって何万円も使ってしまっていることに気付いていないのです。
どれほど無駄使いをしているのかは、その時には分からないものです。

これを読み切って実行された方は、後日「なんて無駄使いをしていたんだ」ということがよく理解出来るようになるでしょう。そして 「今までドブに捨てていた莫大な金額」に気付き、すごく後悔することでしょう。

●ひと月だけでいいから家計簿をつけよう

無駄に気付くにために、ひと月だけでいいから家計簿を付けてみて下さい
「ずっと続けろ」とはいいませんので、騙されたと思ってひと月だけ実行してみて下さい。それも、今日からです。次の給料日からとか、 翌月からなんて思っていると結局実行せずに終わってしまいますから、すぐに付け始めて下さい。
パソコンをお持ちの人は表計算ソフトを使うと電卓をたたかずに済むのでお勧めです。
別に市販の家計簿を購入する必要はありません。ノートで十分です。
とにかく、使った金額を毎日記入して下さい。形式にはとらわれずに自分の書きたいフォーマットで結構です。思い出せない場合は「使途不明金」 として記入して下さい。

ひと月たったら、ある程度分類して計算してみて下さい。
自分が気付かずに使い込んでいる品目があることに気付くことでしょう。
人によっては たばこ代だったり、雑誌代、飲み代、休日の行楽費かもしれません。
個々には小額であっても、ひと月合算すると結構な金額になっていることに驚くでしょう。
次の月からは、その出費を減らすように心がけましょう。

私の場合は、缶ジュース(缶コーヒー)代でした。毎日5本以上飲んでいたのです。
たかが120円ですが、ひと月の合算は18,000円です。
朝、 出社直後、昼休み、3時頃、帰宅後と習慣的に飲み続けていたのです。これを本当にのどが渇いた時にだけ飲むように改めただけで、 月1万円以上は浮きました。

あと、家計簿の中で「これは必要なかったな」「これは無駄使いだったな」 と思うものを探して下さい。そしてその合計金額を計算してみて下さい。それらを購入しなければ、 その金額分は預金に回すことが出来るのです。翌月から無駄と思うものは購入しないようにして下さい。

そしてどうしても必要な出費と思われるものだけを合算した金額を とりあえずの月々の生活費と決めて、 翌月からはその範囲内で生活するように心がけて下さい。

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