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ハウスメーカーの詳細
「○○ハウス」、「△△ホーム」などの名前のCMや会社名を見たことがあれば、
それはほぼ間違いなくハウスメーカーの事だと思って良いです。
一般的に住宅を建てると考えた時に真っ先に頭に浮かぶのが、これらのハウスメーカーではないでしょうか。
ハウスメーカーの特徴としては、割と規模が大きく全国展開している会社から地域に根ざした小さめの会社もあります。
モデルハウスという名の完成品の家をいつでも見られる様にしている事が多く、
実際の住まいの感じをつかみやすいのが特徴ですね。
都市部にはマイホームセンター等の各社のモデルハウスを一同に集めた場所もあったりします。
モデルハウスに行ってみると、そのハウスメーカーの営業マンが対応してくれます。
営業マンですから、愛想は良いし、話も面白い。しかし油断してはいけません。希望のハウスメーカーじゃないのであれば、
こちらの情報は小出しにし、「買う気満々」を見せてはいけません。
さもないとすさまじい営業攻勢に合います。朝昼晩問わず家の電話が鳴り、
平日の日中や夜にも「近くまで来たので」と訪問される場合があります。私も実際に営業攻勢を受けて辟易してしまいました(^^;
購入を検討していないハウスメーカーにこんな事をされても迷惑なだけです。なのでこちらが絞り込むまでは「購入度大のお客」になってはいけないのです。
●建築に掛かる期間は短め
規格の決まった材料や間取りを使うハウスメーカーは、相対的に建築期間は短めになります。
そこはもう、決まり切った規格品。
確認申請だって必ず通るような間取りしか用意していませんから、役所に提出する作業もスムーズです。
工場で家のほとんどを作ってくるプレハブ工法(ユニット工法)
なんかだと現場での工事は基礎コンクリート打ちだけで、家を分割してトレーラーで運んできて積み上げてしまえば、
わずか2日で家が建ってしまうという荒技もあります!
まぁ家が徐々に出来ていくというワクワク感を味わえなかったりするのがたまに傷ですかね。
さらに建売住宅なんかもありますから、その場合は買ったその月に入居する事も可能な場合もあります。
早めに建てたい人や、入居を急ぐ理由のある人(子供の学校や親との同居など)
にはハウスメーカーは打って付けですね。
●住宅性能はまぁまぁ
住宅性能は基本を抑え、
各社が自分の所で得意な工法や断熱材を規格化し
『売り』にしています。
ハウスメーカーの説明を聞くと「我が社以外の工法や断熱材はココがいまいち!
」と声を大にして言われ、自分の検討している他社の工法等が入っていると不安になりますが、気にしなくて良いです。
大きな問題になるような奇抜な最先端の工法や建材は使用しません。無難にまとめるのがハウスメーカーの第一条件なのです。
もし問題が発生すれば沢山建てているハウスメーカーの場合1軒の話ではなく、何百軒、何千軒の大問題になってしまうので、
危険な挑戦などしません。
まぁその分、安定した工法や建材を使っているため、良くも悪くもまぁまぁの無難な住宅性能を持っていると言って良いでしょう。
●価格は手頃、
フリープランの追加は避けるべし
価格は他社ハウスメーカーとの価格競争
(値引き交渉とも言いますか)があるため、割合手頃な価格で住宅を建てる事が出来ます。
また各社の時期やサービスによっては、通常より割安で買える場合もあります。
特にモデルハウス等で使用された建売住宅は、家具や照明・カーテンも付いて更に大幅値引きされたりと、
価格面でのアドバンテージがある場合があります。
価格面で気を付けなければいけないのは「自由に設計できますよ!」
が売り文句のフリープランです。つい、
工務店や設計事務所に頼んでいる時の感覚で「間仕切り壁はここに。
この部分だけ採光用に吹き抜けにして。この壁だけこだわりのタイルを使いたい!」なーんて、
要望をバンバン出すとあれも追加これも追加で、ビックリするくらい建設費が高くなる場合があります。
ハウスメーカーの売りは規格品の販売です。規格外のモノは追加費用として、
相場よりも高い追加費を取られる事が多いです。
そんなに自由に決めたいなら設計事務所に行くべきですし、もしくは「自分で図面を書ける!」
という様な特技のある人は工務店に依頼するのが良いでしょう。
ハウスメーカーで色々と注文を付けるのは、くれぐれもしないでおきましょう。