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工務店の詳細
●大工の棟梁
「工務店」
と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
「大工さんがいっぱいいる会社」とか「こだわりの職人さんのいる会社」と連想されますでしょうか。
一般的には工務店は『大工さん達を雇い、建設工事を請け負い、
住宅などを建てる工事を主業務とする会社』を指します。
工務店はそれこそハウスメーカーの比にならないくらいの沢山の会社があります。
上は数百人もの大工さんを雇っている会社から、果ては1人でやっている小さな工務店まで、
それこそピンからキリまでいろんな会社がひしめき合っているのが工務店です。
住宅建設全般に優れた知識と、優れた腕前を持つ大工の棟梁さん(又は親方)
がいる会社だと想像してもらえばあながち間違いではないです。
●期間は普通
工事期間や建設工事価格は一般的です。
圧倒的に工事期間が短かったり、長過ぎたりする事はなく、だいたい3.5ヶ月から5ヶ月程度の工事期間で家を完成してくれます。
ハウスメーカーと工務店の大きな違いは、大工さん達が建物の最初から最後まで建ててくれる事です。ハウスメーカーは工程を細分化し色んな職人さん達が分業化しながら作業を進めます。
極端な話1日しか我が家に携わらない職人さんもいたりします。流れ作業で仕事は進みますが、
家全体としてのこだわりをもった仕事は期待できません。
その点、工務店に依頼すると長期で家に携わってくれるため、大工さん達が
「ここは俺の現場だ!」と愛着を持ってくれ、
こだわった仕事をしてくれる事が期待できます。
●性能は腕次第
昔ながらの大工さん達が作業してくれる工務店。
柱や梁の材料にこだわり、木材の乾燥具合や、木の木目を読んで「木が乾燥してきたら、こっちに反るから、この方向にこの木は使おう」
と職人ならではの視点でこだわって大事に作ってくれます。
基本的には全て現場施工で、工場加工品等はあまり使いません。
このために大工さんの腕前がピカイチなら、
それこそ誰も真似の出来ない素晴らしい出来上がりの家が建ちますし、
もし大工さんの腕がダメダメならそれこそビックリする位の悲惨な出来の家ができあがったりします。
大工さんの、それも棟梁の腕の善し悪しが、良い家・悪い家に直結します。
棟梁の下に付いている大工さんの腕前がイマイチでも、きちんと大事な部分は棟梁がチェックしてくれて、まずければやり直してくれます。
しかし棟梁の腕がイマイチだとこのチェックも出来ないため、ひどい家が立ち上がっていくという訳です。
良い棟梁がいると地元で評判の工務店を探しましょう。
●デザインは・・・
工務店は元棟梁の人が図面を書いていたり、建築士の資格を持った人が社長になりその社長自らが図面を書いていたりします。
家の作りや木材に凝る人達です。木材や構造に優しいデザインにはしてくれますが、新しい流行や、斬新なデザインは期待できません。
デザインよりも作りを重視したい人や、
完成後も電話1本で大工さん自身が見に来てくれて、すぐに直してくれたりとアフターケアの良さを重視したい人に向いているのが工務店でしょう。