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独身寮なら財形は必須
●独身寮なら財形は必須
独身寮に入っているなら必ず一般財形を始めて下さい。
将来お金がかかるといくら説明しても、彼女・彼氏がいない状態で結婚資金や住宅購入資金、 ましてや老後のお金のことなど話してみても現実味がありませんので、まず 退寮時にかかるお金について説明しようと思います。
独身寮に入っている方は基本的には３０歳の誕生日までに寮を出なくてはなりません。 寮を出て賃貸住宅に引っ越す時には莫大なお金がかかるということは想像出来るでしょうし、自分が３０歳になるのにあと何年かかるかくらいは計算できるでしょう。
他の会社ですが、学生時代の友人は独身寮を出なくてはならなくなった時に、敷金・ 礼金を払う金すらない状態で借金していた馬鹿な輩もいます。そのようにならない為にも、今から用意しておきましょう。
寮では何から何まで用意されていますから、ひとり暮らしを始める為に買わなくてはならないものの総額は膨大な金額になります。 寮を出る時点でどれくらいのお金がかかるか考えてみましょう。
- 賃貸住宅に入居するための費用
- 家具
- 電化製品
- 備品
- その他
独身寮といっても普通のマンションタイプもありますので、既に購入済みの場合もあるでしょうし、 買わなくて済むものも多々あると思いますが、必要になるものがたくさんあるということだけは理解して下さい。
まず、家賃についてですが（地域によって異なりますが）アパートでも風呂付きなら６万円以上かかると考えておいて下さい。（もちろん、 立地条件や築年数・付帯設備の条件を緩めればもっと安い物件はあります。）
一般的には敷金２ヶ月、礼金１ヶ月、不動産屋への仲介手数料１ヶ月、前払い１ヶ月で合計５ヶ月かかると言われています。 礼金無しや敷金１ヶ月、仲介手数料なしなどの場合もありますが、気に入った物件がそうであるという保証はありませんので、 ５ヶ月分はかかると考えて下さい。家賃６万円の物件でも最初に３０万円はかかるということになります。
電化製品・家具・備品等はひとつひとつの金額は小さくても合算すると凄い金額となります。人によってばらつきがありますが、 数十万円はかかります。
ＮＴＴ電話加入権ですが、最近は「携帯電話やＰＨＳがあるからいいや」と一般電話を持たない人も増えているようですが、 学生じゃないんですから、ちゃんと電話ぐらい持っていて下さい。家にいるのになんで バカ高い通話料金をかけて話す必要があるのでしょうか。
大体７０万円〜１００万円くらいかかると考えておいた方がいいでしょう。とりあえず、 預金する意味合いも含めて３０歳で１００万円貯めることを目標にしてみましょう。入社してすぐから財形を始めるなら月々12,000円、 既に入社している方は現在の年齢から３０歳になるまでの月数を計算して、その月数で１００万円を割って下さい。 個人的には独身寮にいるなら一般財形を最低月２万円はさせるべきだと考えます。
これは自宅から通勤している方も同様です。
家を出るのは結婚の時かもしれませんが、結婚して二人が住む場合はもっとお金がかかります。
親元から通っているなら家賃はかかっていないのですから、（家賃〜住宅補助から試算して）最低月４万円は一般財形に申し込んで下さい。
（数万円を親に払っているという方もいらっしゃるでしょうが、それは食事代と考えて下さい。
独身寮でも賃貸住宅でも食費にそれくらいの金額はかかるものなのです。）
財形の申し込みのタイミングは６月と１２月の年２回しかありませんので、次回の財形申し込み時に忘れず申し込んで下さい。
とにかく、賃貸住宅に住んでいる人から比べれば独身寮や自宅の方々は金銭的に恵まれているのです。その分を浪費に回すのではなく将来賃貸住宅に引っ越す（または住宅購入をする）時の資金としてきちんと蓄えなくてはならないということを理解して下さい。
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