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住宅ローン以外の住居費
●支払いは住宅ローンだけ?
住宅ローンについて勉強してきましたが、
住宅建設やマンション購入で考えておかないといけないお金は住宅ローンの事だけで良いのでしょうか?
住まいに掛かるお金(住居費)
は住宅ローンだけなのでしょうか?
住宅やマンションは資産になります。資産には税金が掛かります。
また高額の住宅ローンを支払っている途中で稼ぎ手である旦那さんに万が一の事があった時に住宅ローンが残ってしまうと、
残された家族がローン地獄にはまります。そんな事がないように保険に入ったりします。
またマンションであれば、共通の廊下やエレベーター、
管理人さんのお給料等を支払う必要もありますし、マンションは大きな建物ですから数十年後に修理する場合にも多額のお金が掛かります。
これらも住宅ローンとは別に支払う必要のあるお金達です。
一つ一つ見ていきましょう。
●管理費・修繕積立金・
駐車場代
マンションを購入した後に毎月支払う必要のあるお金です。
管理費はマンションを維持・管理するために必要なお金です。
この金額があまり安過ぎると管理のズサンなマンションになる恐れがありますので、物件選びの段階から気を付けましょう。
修繕積立金は購入当初はわざと低く3,000円等に抑えられていて、
入居1年後とかに倍増したりする場合もありますので、注意が必要です。ずっと修繕積立金が少ない場合は、
いざ修繕をするよという話になった時に一時金として多額のお金を徴収される場合がありますので、こちらも安過ぎるのは良くないです。
駐車場代はマイカーを持っている人だけが払うことになります。
これもマンションならではですね。
一応参考までにマンションで住宅ローン以外に掛かるお金の全国平均金額をご紹介しておきます。
こちらは専有面積75uのマンションの場合です。
管理費
: 11,325円
修繕積立金
: 5,025円
駐車場料金(1台) : 16,202円
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合計
: 32,552円 (資料:マンション管理新聞)
関東が特に高く、その他の地域はもう少し割安になります。
●固定資産税
土地やマンションは不動産となり、資産となります。
資産を持ってい人は税金を支払わなくてはいけません。資産を持ちプチお金持ちの仲間入りをした人は税金を支払う義務があるのです。
土地やマンションの資産に掛かる税金が、『固定資産税』となります。
年一回払いで数万円から十数万円掛かるようです。
●団体信用生命保険料
住宅ローン返済途中にローン契約者が万が一亡くなったり、高度障害状態になった場合に、
残された家族にローンまでは残さなくしてくれる生命保険です。
フラット35では任意加入で、銀行ローンの場合には強制加入となります。
フラット35が任意加入だからと言って、団体信用生命保険に入らないのは「常識外れの選択」です。
病気などをしていて保険に入れない人はしょうがないですが、それ以外の人は必ず加入しましょう!
また銀行ローンの団信保険の場合には死亡や重度障害以外の、ガンや三大疾病のに掛かった時にも残りの住宅ローンの支払いを免除してくれる保険が出てきています。
これらの団信保険の保険料の支払方法は2種類あり、毎年一括で支払うパターンと住宅ローンの中に保険料として0.2%とか0.3%
金利を上乗せして月々ローンの中で支払うパターンがあります。
フラット35の場合や、銀行ローンでも一括で団信保険料を支払う場合は注意が必要です。
年間6万円から8万円程度は掛かるようです。
厳密に計算したい人は住宅金融支援機構のHPの特約料支払額シミュレーションのページで自分の保険料の計算が出来ます。