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見学時の注意点
●モデルハウス・モデルルームって?
さて、住宅購入やマンション購入に真剣になってくると、モデルハウスやモデルルームを見学に行きたくなります。
そこで何を見るかって言うと、家のほぼ実物です。
幾ら写真やイメージの絵がよくたって、実際に住んでみたら「イメージと違っていた」なんて事がよくあるもの。建築のプロではないんですから、
図面やパース図等だけで実物を間違いなく頭の中に描くなんて事はできないものです。
そんなイメージと実物の差を埋めて行くのには、やはり現地に足を運び見学しましょう!
ちなみに住宅の見本がモデルハウスで、マンションの見本がモデルルームと呼ばれています。
●見学の特典もいっぱい
土曜や日曜になると新聞広告が分厚くなると思います。週末のセールをやっているスーパーのチラシも多いですが、
何より多いのは住宅やマンションの広告です。週末の広告の半分位は住宅関連じゃないでしょうか。
いっぱいありますねー。新築の分譲住宅の広告や、新築マンションのモデルルームの案内、
中古住宅や中古マンションのチラシなんかもあります。
そんなチラシや住宅情報誌を元に、近場のモデルハウス(住宅)
やモデルルーム(マンション)に見学に行きましょう。
高い買い物になるせいか、見学に行くだけでも色々と特典があります。
「エコバック」や「野菜カッター」がもらえたり、子供向けに無料の縁日があったりと家族で見に行くだけでも楽しめる企画が多いのが特徴です。
●見学時の注意事項
さて、本題から逸れました。
見学時の注意点は幾つかありますが、まずは目的を決めて見に行くこと。
ただどんな所か見てみたいだけなのか、特典目当てで回るのか、間取りの参考にしたいのか、価格も含めて検討したいのか。
これらの目的をはっきりさせて行かないと、
ちょっとひやかし半分で行っただけなのにしつこく営業攻勢を掛けられてしまったり、
結構本気で購入を考えているのに値引きも含めた価格までうまく聞き出せなかったりしてしまいます。
そうならないためにもモデルルーム等に着いて案内の人が寄ってきたら「今日はちょっと見たいだけで、詳しい説明まではいらないです」とか「他社との見積もり比較がしたいので、営業担当者を呼んで下さい」とか、きちんと伝えましょう。
本気の客とひやかし半分の客とで向こうの対応も違うというもの。
大切なのはこちらの態度を明確にしておくという事です。
自分達のペースで話を進めないと、売り手側はあの手この手を使ってこちらの気を引こうとしてきます。
「今だけ特別に家具やカーテン、照明まで付けます!」とか
「先に購入されたお客様には内緒ですが、
特別に今月末までに購入契約を結んでくれれば100万円値引きします!」とか、初めて聞くと「そんな良い話があるんなら考えてみようかな!?」等と思ってしまう話が結構出たりします。
でも落ち着いて考えて下さい。そんな美味しい話がたまたま今日見て回ってみただけのアナタに巡り当たると思いますか?
そうなんです。他のお客にも言っている話です。「アナタだけに」と全部の客に言っているだけなんです。その気になってはいけません。
数ヶ月かけてマンションや一戸建てのモデルルームやモデルハウスを回ると、だいたい相場が見えて来ます。
「100万円値引きなんて当たり前」とか「売れ残りマンションには家具が付いて、更に大幅値引きも当たり前」という事がわかってきます。
●どんどん見学に行ってみよう!
まずは「3ヶ月間は絶対に買わない!建てない!」と誓いを立ててから見学に出掛けましょう。
この誓いがないと「ついつい美味しい話に乗ってしまう」事になりかねません。
見学当初に出てくる話なんてのは実はあんまり美味しい話じゃないので、後から出てくる
「本当に美味しい話」が出てくるまで、焦って契約しないためにこの誓いを家族に宣言しておいて、
グラついた時は家族に止めてもらいましょう!
でわ、誓いを立てたらいよいよ見学です。
見学は出来れば半年から1年以上掛けてゆっくりじっくり色んな所を見た方が良いです。
最初の5件くらいまでは訳が分からないまま「きれいだねー」とか
「広いねー」という感じでしょうが、10件も回っていると
「本当にきれいな施工をする所」と「イマイチな所」の見分けが付く様になってきます。物件の良し悪しは勿論、
周りの住環境の差なんかもわかるようになってきます。
そうなんです。この見分けが付くようになってから本格的に絞り込むようにしないと、後で「失敗したー」
という結末になりかねません。
見学して知識と経験を積んで、それからで良いのです。家を建てたりマンションを買うのは。
だいたい10件も回ると、ドンドン色んな電話が来たり、ダイレクトメールが届くようになります。
売れ残ったマンションなんかはダイレクトメールが届く度に価格は安くなるわ、家具は付いてくるわで、
待てば待つだけ良い条件が出てくるから面白いです。しかも毎回「今月末まで!」とかって期限付きで書かれてたりしますから、
「またどうせ延ばすんでしょ!」と突っ込みたくなります。
この様に半年から1年も見て回っていると本当の善し悪しの区別が付く様になります。何十年も住む家やマンションです。選ぶのに1年くらい掛けても損はありません。焦って飛びついて後で後悔する方がよっぽど大損です。 高いお金を払う住居ですから、時間もたっぷり掛けて選んでいきましょう!
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