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若手リーダーの素養
気が付けば年月の経つのは早いもので、新人のつもりでいた自分も後輩が増え中堅社員となってきました。
もうじき若手リーダーとして仕事を引っ張っていく立場になっていきます。
今後も増えていくのは上司や先輩社員ではなく、後輩がドンドン増えていく事になります。
そうすると必然的にモノを教える立場になってきます。
教える内容は多岐に渡ります。
仕事の知識や業務スキルは勿論、一般的な社会的マナーや職場での立ち居振る舞い、飲み会での上座下座、宴会幹事のやり方、などなど。
これら様々な場面で助言を与えたり、励ましたり、叱ったり、
又は自らの後ろ姿で示してあげたりと、
リーダーは忙しい役目を課せられています。
さて、若手リーダーに求められる素養について考えてみましょう。
まずは陽気さが必須です。
若さの象徴でもあります。
陽気に明るく挨拶や会話をしていく事で、魅力ある人として後輩達の目に映る事でしょう。
これが逆に陰気に暗い挨拶や会話をしていってしまったら、どうでしょうか?
場が暗くなるばかりか、会話も弾まず、後輩達からは「先輩に相談したいけど、
声を掛けづらいな」と思われてしまい円滑なコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
次に必要なのは『大きな声で話すこと』です。
「そんなことが大事?」と思われるかもしれませんが、大きな声で話すことは自分の話している事が周囲の大勢の耳に入るという事です。
それこそ自信なくして大声では話せません。
不思議なもので逆に大きな声で話していくだけで『自信を持っている』
と周囲の人は思ってくれます。
反対に正しい事を言っていても、小さな声で話していれば『なんだか自信が無さそうだな』と周りの人からは思われてしまいます。
『今よりも10%大きな声で話す』。
これだけで周りから得られる信頼が増します。これから若手リーダーとなっていく人達は実践してみましょう。
続いてリーダーシップを発揮していくために必要な基本的な条件が2点あります。
1,影響力を持つ
2,”働きかけ”を行う
細かく見てみましょう。
1の影響力ですが「能力が低く人間的信頼性に乏しいリーダー」と
「部下からの信頼の厚いリーダー」とでは、
例え同じ事を言っても部下に与える影響力には大きな差が出てきます。
力のある上司では”うっかりできない”と真剣に取り組む様になると、
いった部下の心理が働くからです。
影響力を持つためには「仕事の力量がある」と部下から認められる事と
「人間的魅力がある」と部下から慕われる素養を持つことが大切です。
2の”働きかけ”に関しては人がどんな時に
「やる気」を出すのかを理解し、
部下に対してポイントを踏まえた働きかけをしていく必要があります。
部下が間違えた時にその場で叱責するとか、仕事を成し遂げた時には間髪入れずに褒めてあげるとか、
そういった適切な働きかけが部下のやる気を引き出していきます。
しかし働き掛けも、場とタイミングを逸してしまっては逆効果になる場合があります。
例えば、部下の間違いに対して後から怒り、しかもその前のミスもついでに責める。こんな事をしてしまえば、
部下のやる気を引き出すどころかやる気をもみ消してしまいます。
また、部下が仕事の成果を持ってきても自分が忙しいからといって、報告を受けるのも程々にきちんと認めてあげない。
そして何日も過ぎてから「やぁ、君のこの間の仕事は素晴らしかった」
と褒めても、時既に遅しです。
これらは自分が部下の立場になったつもりで考えてみればわかる事ですが、
上の立場に立つとついついやっている場合がありますので気を付けましょう。
ぜひ、職場で若手リーダーとなった暁にはこの4点 (陽気さ、大きな声、影響力を持つ、 働き掛け)を実践し身に付け、 より良いリーダーとして仕事を進めていき、上司からも部下達からも信頼される若手リーダーとなりたいものですね。
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