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FXを外貨預金替わりに!


 日常生活の中で外貨と接する機会のある人はごく稀だと思います。
 普段の外貨を使う場面としては、海外旅行に行く時に米ドルやユーロに現金を交換したり、 トラベラーズチェックに交換したりする時くらいではないでしょうか。

 または外貨預金をされている人もいるかもしれませんね。
 日本では銀行の定期預金に預けてもせいぜい1%も付けば良い方で、大抵は0.2%程度の利子しかもらえません。(2007年2月現在)
 これに比べ外国では金利が高く、高金利通貨として人気のある豪州通貨 (オーストラリアドルやニュージーランドドル)では定期預金の金利が7%(高い!)も、もらえる国もあるのです。
 この高い金利を狙ってオーストラリアやニュージーランドの外貨定期預金をされている人もいるかもしれません。
 しかし外貨預金のデメリットとしては円高になった時に、もらえる金利以上の為替差損が発生する点と、1年目にもらえる利子は預けたり引き出す時の手数料で帳消しになってしまうほど手数料が高い点です。 外貨預金では預けた時と引き出す時の為替レートが同じであれば、1年目ではトントンになり利益が出ないのです。

 ではここでFX(外国為替証拠金取引) を使って外貨預金のように使う方法をご紹介します。
 FXでは1/10の証拠金で10倍の外貨の取引を行えますが、自分の預けた金額の1/10の分だけ取引を行えば良いのです。 何も10倍のレバレッジで取り引きできるからといって10倍まで目一杯レバレッジを掛けなくても良いのです。
 例を上げると80万円のお金をFXの口座に入金し、 10,000ドル分のニュージーランドドルを買うという取引を行います。 普通の外貨預金であれば10,000ドルのニュージーランドドルを取引するのには80円×10,000NZドル=800,000円が必要になります。 (1NZドルが80円の場合)
 これと同じ様な取引をFXでも出来るのです。FXでは証拠金に対して10倍の取引が出来るので8万円で1万NZドルの取引が出来ます。 でもこれだとレバレッジ10倍の取引になってしまいリスクが高いので、レバレッジ1倍にするために80万円をFXの口座に入金しておきます。
 FXで怖いのは「追加証拠金を入れて下さーい」 というマージンコールと、ロスカットとなる強制決済がある点です。 マージンコールは大抵のFX業者では証拠金が50%を下回った時にメールで通知がきます。 それでもお金を入金せずに放置しておくとさらに損失が拡大していき証拠金維持率が20%を下回った時(FX業者により違う) には強制的にポジションが決済され、手元にはごくわずかのお金が残ります。
 しかしレバレッジ1倍であればどちらも発生しません。
 普段は外貨預金と同じ様に放っておいても良いのです。 それだけでも毎日スワップポイントの利子が付いていきます。さらにいつでも24時間売買可能なので、 思いっきり円安に相場が動いた時には売ったり、さらに円高が極端に進んだ後にはドルの買い増しをしたりする事が出来ます。
 外貨預金では預けた期間が満期になりお金が戻ってくる時に、預けた時点より円安になっていないと利益が出ません。 例え預けていた途中の期間に大幅に円安が進んで利益が出ていたとしても、 満期の時に円高になってしまっていれば損をする事になってしまうのです。途中大きく利益が得られる場面があっても、 それをみすみす逃す事になってしまいます。
 この点、FXを外貨預金の様にレバレッジ1倍で運用していれば、円安になったら一度売って利益確定を行い再び円高になってきた局面で再度買うという取引が行えます。円高・ 円安のトレンドは数週間単位で切り替わりますので、その波に沿った取引を行うと良いのです。

 外貨預金とFXレバレッジ1倍の時の長短所を上げておきます。

●外貨預金
メリット
 預けたらそのまま放置できる

デメリット
 手数料が高い(1米ドルあたり1円、往復2円)
 円安でしか利益が出ない
 原則平日の日中しか取り引きできない

●FX
メリット
 手数料が安い(1米ドルあたり3銭、往復6銭。外貨預金の1/33!) 
  土日を除く24時間取引可能
 円高でも円安でもどちらでも利益を得る事が可能

デメリット
 自分で売買をしないといけない

 外貨預金を考えている人は、メリットの多いFXでの取引をオススメしますよ。

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