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FXの自動売買
お出掛けしながら、仕事しながら、知らないうちに自動で買ったり売ったりしてくれたら便利ですよね?
毎日、特売日やセールによってお肉や野菜の値段は変わるので、日々チラシと睨めっこしながら「今日はこのスーパーが牛肉安いわ!」とか「あらレタスが安かったの昨日までだったわ!」などなど日々価格は変動するものです。
この日々価格が変動する商品を値段を決めておけば勝手に買っておいてくれるというのが自動売買です。
「レタスは98円以下なら買う!」とか「牛肉は100g200円以下になったら500g買う!」
と注文しておくとその値段以下になった時にレタスや牛肉を買って届けてくれる。なーんてサービスがあったら便利ですよね。
「安く買うチャンスを逃さない!」で済むって感じでしょうか。
実際にはまだスーパーに売っているレタスや牛肉でこのようなサービスはありませんが、
株やFXにはこの自動売買があるのです。
しかも買うだけではなく売ることも出来るのです。
株取引の自動売買では「指値(さしね)」注文の自動売買が一般的です。
「トヨタ自動車の株が6,500円以下になったら買い」と値段を指定するので「指値注文」と言います。
これとは逆にその時の相場の値段で買うことを「成行(なりゆき)」注文と言います。
「JALの株を200円で買う」という注文が成立した後に、今度は「JALの株を300円で売る」という注文をします。
この売買が成立すると、
JAL株は単元株が1,000株となってますので売買差額100円×1,000株=100,000円の利益が出ることになります。
この取引を1度の注文で実行するためには2つの注文を同時に入れておく必要があります。
1つ目の注文は200円まで下がったら買い。
2つ目の注文は300円まで上がったら売り。
この2つの注文を買う前の段階で出すことが出来る証券会社は実は限られています。しかもこの様な複合的な注文や特殊な注文は取引手数料が高く設定されているのです。
例えですが上記の注文を自動売買で有名なKabu.com証券に出し、約定
(株式の取引が成立したこと)すると2,600円(2006年12月1日現在)
もの手数料が取られます。
これは高すぎます!業界最安値水準の手数料を誇るイー・トレード証券であれば、
自動売買にはなりませんが、上記の取引の手数料は565円
(2006年12月1日現在)で済むのです。
買った時よりも相当高く売ることが出来なければ、値上がりしても利益が出ません。こんな自動売買を続けていては利益が出ないだけで、
高い手数料をもらえる証券会社を喜ばせるだけです。
なので株取引の手数料を安く抑えるためには、自動売買ではなく、昔ながらの指値注文をその時、その時入れていくしかない、となります。
株取引の自動売買の敷居はまだまだ高そうです。
それではFX(外国為替証拠金取引)の自動売買はどうでしょうか?
先ほどの様に一度パソコンや携帯電話で売買注文を入れておけば、後は決めた値段で米ドル/円を買ったり売ったりしてくれるのでしょうか?
ぬわんと、これがFXではほぼ全てのFX取り扱い業者で自動売買が可能なのです!
1度の注文で3つまでの売買注文を入れる事が出来ます!
例えば1度の注文で3つまでの売買注文を指定するというのは
1,米ドル/円を115円で買い。
2,もし1の取引が成立したら、米ドル/円を118円で売り(利益確定)。
3,もし1の取引が成立したら、米ドル/円を112円で売り(損切り)。
という感じです。しかもこの2と3の注文はどちらかが成立すれば、もう片方の注文は取り消してくれます。
「でもこんなに複雑な注文方法を使ったら、取引手数料が高くなるんじゃないの?」という株取引経験者の方、安心して下さい。
FXでは成行で売買しても、複雑な指値の自動売買をしても取引手数料は変わらないのです!
ならばガンガン自動売買をしようよ!という気分になってくるじゃないですか!
株取引では自動売買をすると手数料が高く付くので、いざ取引が始まってからも常に自動売買をする訳にはいかないと思います。
少しの株価上昇で売らなければいけなくなった時に、自動売買注文を躊躇してしまいます。
でもそれでは取引のチャンスを逃す可能性も高いのです。
自動売買を行う事で1番恐ろしい塩漬けも避ける事が出来ます。
損切りのルールを作り、塩漬けになる前に自動売買で手放すのです。
最初の購入時に損切りラインの注文も同時に入れられる事はリスクを自分で管理する上でも非常に大切です。
さぁFXで自動売買を駆使し、注文後はもう値動きに慌てる事なく過ごしましょう!
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