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100万円までは金利無視


●100万までは金利は無視

私は自動積立定期を勧めていますが、同様の商品であれば何でもかまいません。
定期預金なんて勧めずにもっと金利のよい商品をすすめればいいのに」 とお考えの方もいらっしゃるでしょうが、現在の状況ではわざわざ出掛けて違う金融機関に預けに行ったところで大差はありません。 電車代をかければ確実に赤字になることでしょう。

それよりも、元金を増やすことの方が優先ですから、確実に給与振込口座から自動的に積み立てられる定期預金をお勧めしているのです。 最寄の金利の有利な金融機関に毎月預けに行くと考えていても、そうそう継続できるものではありません。

とはいっても、 総額100万円を超えたあたりからは少しは有利な金利を求めて金融商品を選ぶことも勉強しなくてはいけないでしょう。
100万円あれば、年利0.1% 違えば年間で800円年利1%も違えば8000円の差が出ます。 「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、この先ずっと何十年間も複利で運用されますし、 どんどん元金も増えていくのですから、その差は膨大になります。

2006年12月現在では、元金保証の金融商品では1%を超える商品はほとんどありませんが、 この先もずっとこの状況が続く訳ではないので、少しは金融商品の知識を付けておいた方がいいでしょう。

といっても、お金を増やそうと考えて、知識もないのに勧誘に乗っていきなり商品先物や株式に手を出してはいけません。また、 あまりにも相場から掛け離れた金融商品や投資の誘いに乗らないように注意して下さい。「おいしい話」 に乗って金を巻き上げられるのがオチです。

「いざという時にいつでも下ろせるようにと考えて」とか「単に預け替えにいくのが面倒なのでそのまま貯まってしまった」という理由で、 ものすごい金額を普通預金に残している方が時々いらっしゃいます。 (私の周りでも300万円を普通預金においていたという友人が二人もいたのには驚きました。)

いざという時の金なんて、せいぜい30〜50万円もあればいいのです。
それに普通預金でなくても、ある一定期間過ぎればいつでも解約可能で、金利が高い金融商品も多数存在します。
意味なく普通預金や貯蓄預金に多額のお金を残しておくのは、それだけで本来得られる利息をドブに捨てているようなものです。

これまでは、「どうすれぱ貯められるのか」ということを中心にしてきましたが、これからはすこしずつ 「貯めたお金をどう増やしていくのか」についても説明していきます。

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